動物愛護特別講演会&セラピードッグトレーニング体験会

ちゃちゃちゃちゃ
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4月1日(土)に銀座で行われた、一般財団法人国際セラピードッグ協会(ITDA)主催の動物愛護特別講演会&セラピードッグトレーニング体験会に参加してきました。この日のイベントは、協会代表の大木トオル先生の講演の後、トレーニング体験といった流れで行われ、その様子をご紹介いたします。


目次

4月1日(土)に銀座で行われた、一般財団法人国際セラピードッグ協会(ITDA)主催の動物愛護特別講演会&セラピードッグトレーニング体験会に参加してきました。

最初にこの協会の代表である大木トオル先生からのお話を聞いて、そのあと実際にトレーニングを体験するといった流れで行われました。

大木トオル先生のお話

「日本は経済大国だけど殺処分が絶えない国」と言われており、毎年約10万頭の捨て犬、捨て猫が殺処分されています。

保健所には、殺されてしまうガス室の前に入れられる「最後の5日間の部屋」と呼ばれる部屋があります。

ここに入れられた犬たちは保護者が迎えに来てくれれば助かります。しかし多くの犬たちは迎えに来てもらえず、6日目か7日目の朝(5日間拘留され、行政が休みの土日を挟むため)、ガス室に入れられ、殺されてしまいます。

 

 

これがガス室です。ここに十数頭の犬たちが入れられ、ガスをかけ殺されてしまいます。

 

 

このように殺されてしまうのは、捨て犬や迷い犬で、保護された犬たちだけではありません。

人間と同じように東日本大震災で被災し、飼い主さんがいなくなってしまった犬たちも、このように殺処分されてしまっています。

そんな犬たちを救うために大木先生が代表を務めるITDAでは、保健所などから捨て犬や被災犬を救出し、セラピードッグとして育てる活動を行っています。

大木先生によって救出され、立派なセラピードッグに

 

この子は、被災地福島県で保護された被災犬です。

すこぶる狂暴と言われ、殺処分が決まっていたそうです。

でも、よく考えれば狂暴なのは当たり前だと大木先生はおっしゃいました。

なぜなら、捕獲された被災犬は情緒不安定に陥り、人に対して抵抗することがあります。

その行動が狂暴と判断され、殺処分の対象となるのです。

大木先生はそんな殺処分寸前の被災犬を救出し、ゆきのすけと名付けました。

6か月間は人を見ると逃げる生活だったそうです。

でも、2年半トレーニングを受け、たくさんの人から愛情をたっぷり貰ったゆきのすけ君は、

愛嬌のある可愛らしいセラピードッグになりました。

そして、全国の高齢者施設、障がい者施設などで活躍し、たくさんの人々の心身のケアに当たっています。

それは、生きていればできることだと大木先生はおっしゃっていました。

 

 

大木先生に抱えられている、この2頭の子犬はガス室から助けられ、“金次”と“銀次”と名付けられました。

 

福島県で被爆した被災犬たちは除染します。

被爆はうつることはありません。しっかり除染すれば他の子と同じように生活を送ることができます。

金次君と銀次君も訓練を受け、現在セラピードッグとして活躍しています。

 

セラピードッグトレーニングの体験

 

大木先生のお話の後、いよいよセラピードッグトレーニングの体験です。

参加する方々は、ITDAに所属しているセラピードッグをサポートドッグとして参加される方や愛犬と一緒に参加されている方もいらっしゃいました。

まずは歩行のトレーニングです。

事故が起きないようしっかり間隔をあけ、輪になり、いろいろな種類の歩行に合わせて歩く練習を行います。

 

今回行った歩行の種類は

・ノーマルウォーク

・トロット(早歩き)

・ギャロップ(駆け足)

・スローウォーク

・ケインウォーク(杖をついて歩く)

・アフターアタック(脳梗塞などで後遺症がある歩き方)

・ハンディキャップウォーク(障がいがあり、体が左右に揺れる歩き方)

・車椅子での歩行

この8種類でした。

 

次に、シット(座れ)・レイダウン(伏せ)・ステイ(待て)の練習を行いました。

 

コール(指示)は簡単な英語で行います。

犬たちはトーンで聞き分けているそうで、日本語の音には波がなく、英語には波があるため、英語の方が聞き取りやすいからなのだそうです。

また、何度も言ってしまうと犬たちが混乱してしまうため、短くはっきりと伝えることが大切だそうです。

 

最後に、ご褒美でほめることをします。

訓練では、最後は必ず出来ることをやり、ほめて終わることが大切だそうです。

ほめるときは“よしよし”だと抑揚がなく、犬たちにとっては“うんうん”と聞こえ分かりづらいため、

男の子には「good boy!」、女の子には「good girl」と言ってほめます。

 

このほめているときは笑顔でハグしてプッシュして名前を呼んであげて、一緒に喜んであげることが大切だそうです。

どの犬たちもとっても楽しそうにハンドラーさんにほめられていました。

 

初級ではこのように歩行のトレーニングなどを行うそうですが、上級になってくるとベッドマナーのトレーニングや、ハンドラーさんをチェンジしてトレーニングを行ったりするそうです。

 

トレーニングを体験した後は、一緒に訓練に参加してくれた犬たちたちと触れ合うこともできます。

是非、皆さんも一度イベントに参加してみてはいかがでしょうか?

 

取材にご協力いただいた団体

一般財団法人国際セラピードッグ協会 

東京都中央区銀座8-11-13  エリザベスビル4F

TEL:03-5537-2815

http://therapydog-a.org

 

この記事を書いた人
ちゃちゃ

ボーダー・コリー2頭と暮らしています。動物看護士とペット栄養管理士の資格を保有しています。趣味は、愛犬と遊べる編みぐるみを作ることです。